古書店にて、ふと買った本ですが、これが何とも懐かしく面白かったんで
すよ。
志村正順のラジオデイズ 尾嶋義之 しむら・まさよりさんと仰います。スポーツ実況の名アナと云われておりました。
昭和20年代・30年代、NHKのトップ・アナウンサーでした。私が小学生当時
ラジオの相撲は栃・若から胸毛の朝潮へと移っていく時代で、志村さんは解説
の神風さんと共にとても人気がありました。そして、野球は相撲以上の人気で
志村さんは惚けた味の小西得郎さんとのコンビでこれも人気でした。小西さん
の「え〜、何と申しましょうか・・・・・・」を覚えている方も今は少なくなったかも
しれません。
今、志村さんのアナウンスを聴くことが出来るのは戦争の特集をやる時など
に良く放映される昭和18年の出陣学徒壮行会に於ける実況(これは和田信
賢アナの代打で然も全てアドリブという信じ難いものです)。更には村山投手
が長島にサヨナラ・ホーマーを打たれたことで有名な天覧試合の実況です。
志村さんはとても良い声でスピード感があり、思わず日本語って良いな、と
感じさせてくれましたよ。
それに引き替え、今のアナウンサーはなんじゃい(怒)!漢字は読めん、常
識は無い、発音はヘンテコ・・・・・・。志村さんの実況は日本語ってこんなに
いろんな言葉があるんだと子供にも教えてくれる素晴らしいものでした。
NHKはニュース番組に報道記者が起用されるようになって以来、アナウン
サーは脇へ追いやられ、日本語がおかしくなってきてますねえ。これには
報道室VSアナ室の暗闘があったようで、そうです、あの磯村氏がキャスター
といて登場した時が分岐点だったようです(勿論、報道室の勝利)。
報道からの起用が一概に悪いとう申せません、優秀な方が殆どです。
しかーし!今の、あのキャスターは?おかしいでしょう?誰とは申しませ
んが、いつまで経っても進歩しませんなあ。
ところで、TVの野球実況は「サンTV」の谷口アナ。最高です。どこかの
アホなアナのように絶叫なんて全くやりません。本当に聴き易く気持ちが
良いんです。
我が市の放送局の自慢はさておいて、この本は少しオジサン
になった方々にとって、とても面白く読めると思います。残念乍ら、絶版に
なっているようなので図書館、古書店等を当たられるように・・・・・・。